Hide and Seek |
「痛い青」。聴いてるこっちが痛いっつーの。まあとにかく言葉の選びかたがよい。独特の(子守唄ロックと称せられたる)ヴォーカリゼーションにも合ってる。後奏隊も骨太なカンジで結構至極。何かこう、ヘコミたいとき、暗く安らぎたいときに聴くのかな。緊張したときに肩をまず凝らせるのとおんなじで、彼等に哀しみをもらってそいで僕らはおやすみという感じになる。あ、これってカタルシスだ。悲劇的浄化。これ。 |
ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ [DVD] |
面白かったけど、そこまで印象に残らなかった。
「結末は絶対誰にも言わないでください」ってCMで言われた割には普通のラスト。 まぁびっくりしたけど、↑は言い過ぎ。思わず人に言いたくなる程衝撃的ではない。 DVDで見たからもう一つの結末も見たけど・・・・・後味悪い。 最初から入ってるなら順番変えれば良かったorz |
ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ (特別編) [DVD] |
寡黙な父親デイビッド(ロバート・デ・ニーロ)と母親アリソン、そして娘のエミリー(ダコタ・ファニング)
一見すると幸せそうに見える家族。 しかし、夫婦は冷め切って話もしない仲になってしまっていた。 そんな中、母親アリソンは浴室で手首を切って自ら命を絶ってしまう。 AM2:06 夫と一人娘を残して・・ 精神治療中だったエミリーは、母親の死をきっかけに心を閉ざしてしまい 環境を変えるため、父親デイビッドと共に郊外の田舎町へと引っ越していく。 しかしエミリーはその家で見えない友達チャーリーが居ると言い 奇妙で恐ろしい事件が次々と起こる様になる。 そして最後には最悪の結末に・・・ 一体、チャーリーとは何者か? 全体的に暗い風潮の作品で、亀裂の入った家族愛と奇妙で恐ろしい事件とを同調させていく。 最後にはサスペンススリル特有の謎が明らかになるが、ある程度展開は読めてしまう。 もっと夫婦や娘の心の奥底、家族風景、など 深い描写を入れていけば、もう少し感情移入も出来ただろうと思う。 また周辺人物の描写ももっと豊かにしていけば、謎がより複雑で深みを増していただろうにと思わせる。 謎を読ませないために幾つか不可解な描写をしている所も、後付けの様に見え 2回以上見返してみると、よりその時の描写を理解する事が出来るものの やはりサスペンススリルとして多少完全ではないところが残念。 暗く悲しいストーリーのただ一点の救いは、 実は娘はちゃんと父親の愛を求め、父親もまた娘の愛を求めていた事。 ただ最後のエミリーの描いた絵は、エミリーもまた・・と言う事か? |