Women With Attention Deficit Disorder: Embrace Your Differences and Transform Your Life |
この本は、ADD女性の抱える問題や、ADDという障害についてすごくわかりやすい紹介がなされている本です。 多動のないADD、とくに女性のものは見逃されやすく、この本を読むことで、周りの人間あるいは自分自身について理解が深まるというケースはたくさん存在するでしょう。 そのことはわかっているのですが、どうしても私が気になるのは「片づけられない女たち」というタイトルです。 発達障害を取り上げた本には、日本語訳の際に誤解を与えがちな題に改題されている本が多いですが、この本もその一冊だと思います。 というわけで、内容的には星5つつけたいのですが、ひとつ減らして星4つにしておきます。 |
どうして私、片づけられないの?―毎日が気持ちいい!「ADHDハッピーマニュアル」 |
成人のADHDについて, 現場の立場から書かれた本です.
語り口がやさしいです. 「あせる気持ちはよくわかる」 というのが伝わってくるような本です. 内容ですが, ADHDの生活上のかかえがちな問題 と その解決法です. さすが筆者は現場のかたなので, なるほどと思える解決法が多かったです. ただ, 本のレイアウトとしてはテキスト + イラストをべたに流し込んだ形なので ぺらぺらめくったときに すぐ解決法がアクセスしにくいかもしれません. 「解決法はこれ!」みたいなアイコンとか, 余白を使って目立つようになっていると より探しやすかったかもしれません. 一度全部読んである程度インデックスを頭の中に作る必要があります. (この点, 次の本は4コマ漫画, 見開き1項目になっていて 「使える」本です). 紙がクリーム色で, 文字/イラストが茶色になっているところは, 読みやすいです. 細かな気配りされていると思いました. イラストも筆者によるものです. 素人さんなので よく言えば味がある, 悪くいえば見づらい です. なんとなくイラストを見ていて思ったのですが, 桜井さんもADHD濃度がやや濃いのではないでしょうか? あせる感じの描写や 猫を選んだセンスは すごくいいです. 良い本です. |
読んで学べるADHDのペアレントトレーニング―むずかしい子にやさしい子育て |
たとえを豊富に、わかりやすい言葉で紹介してあるのがいい。
全部をまるごと実行しようと気負わずに、使えそうなところから拾っていくだけでも、違うだろう。 ADHDの子どもを持つ親に限らず、子育てを難しく感じている保護者や、関わりのある教育者、援助者にとっても有益。 |
おとなのADHD―社会でじょうずに生きていくために |
人間関係等で職を転々とし、またもや無職になって、「他の人のようには仕事ができない。死ぬ勇気もないし、のたれ死ぬしかないかな。」と思っていた時にふと、本屋の”学校でのいじめ”のコーナーで”ADHD”の文字を目にしました。
何年か前にテレビで”片付けられない女”の特集をしていて私も家族に「あんたの部屋も汚いよねぇ。なんとかならないの?」なんて会話をしていた事を思い出しました。 テレビで見た”片付けられない女達”は、それこそ部屋の中の3分の2も物があふれているようなひどいものでしたから、私の部屋は床が見えていたし「こんなにひどくないよ!!」と家族に言ったものでした。 まさかと思いながら本書を読み進めると、そこにはまさに私の生活が・・・ 泣きながら何度もうなずきました。そしてやっと今までのいろいろなことのつじつまがあったような気がしました。 本書ではADHDの概要が分かったという感じで、今は他のADHDの本を読んで勉強中です。 |